この記事では、長野県白馬村の八方池周辺に来たらぜひ行ってほしい、おすすめトレッキングコースや穴場スポットをご紹介しています。
八方池周辺のドローン飛行申請・飛ばして良い場所・おすすめの空撮スポットなどについても詳しく解説していますよ。
ぜひ最後までご覧ください。
- 八方池のおすすめトレッキングコース
- 八方池の穴場スポット
- 白馬八方尾根でドローンを飛ばすために必要なこと
- ドローンを飛ばす上での注意点
- ドローンのおすすめ撮影スポット
白馬八方尾根の基本情報
まずは、白馬八方尾根について確認しましょう。
白馬八方尾根の場所
まず、白馬八方がどこにありますかというと…
Googleマップでは、白馬八方尾根スキー場を指していますが、そのリフトの終着点が白馬八方尾根のトレッキングコースのスタート地点となります。
トレッキングのシーズン中(夏から秋にかけて)はリフトが非常に混雑します。
アクセス方法は?
白馬八方尾根のトレッキングをするには、八方駅から八方ゴンドラ「アダム」に乗ってスタート地点まで行きます。
車で行く場合
八方駅の近くの駐車場を一覧で紹介します。
上から順番に八方駅に近いため、おすすめの駐車場ですよ。
駐車場名 | 料金 / 概要 |
---|---|
八方コンドラ駅有料駐車場 | 1日1000円 130台駐車可能 |
八方第3駐車場 | 無料 200台駐車可能 |
八方第9駐車場 | 無料 100台駐車可能 |
八方第6駐車場 | 無料 400台駐車可能 |
八方第2駐車場 | 無料 100台駐車可能 |
八方第5駐車場 | 無料 100台駐車可能 |
八方第4駐車場 | 無料 大型バス専用 |
公共交通機関で行く場合
白馬駅前の2番乗り場からバスに乗り、白馬八方バスターミナルで降り、10分ほど歩くと八方駅に到着します。
最後は少し急な坂を登らないといけませんが、周りにはたくさんのお店が並んでいるため、楽しみながら散策できます。
徒歩で行く場合
白馬駅からは30分ちょっとかかりますが、徒歩で行くこともできますよ。
白馬駅周辺を観光しながら八方駅を目指すのも良いですね。
おすすめのトレッキングコースは?
一番のおすすめトレッキングコースは、整備された木道を歩きながら白馬三山を水面に映す八方池まで左回り迂回コースです。
ちょうど良い長さで絶景も見ながら歩けるので、白馬八方尾根のトレッキングで一番おすすめのコース。
さらに木道で初心者の方でも安心してトレッキングができますよ。
八方池からは日本百名山の11峰が見渡せます。
八方池までの距離は約1.5キロメートルで、所要時間は往復で100分程度です。
トレッキングが趣味の方や体力に自信がある方は、「右回りコース」もおすすめです。
こちらは上の写真のように岩を登っていくような感じで、整備された木道などはありません。
自然をたくさん感じたい方にもおすすめできます。
こちらのコースは最短距離を進むため、所要時間は往復で1時間ほどです。
どちらのコースも楽しみたい、という方は行きと帰りで別々のコースを選びましょう。
行きは急傾斜の「右回りコース」、帰りは整備された木道がある「左回り迂回コース」がおすすめです。
トレッキングは一般的に下りの方が危ないと言われているため、山を下る際は急傾斜の道ではなく整備された道の方にしましょう。
トレッキングする前に知っておきたいこと
このコースは、中部山岳国立公園内にあります。
れっきとした国立公園ですので、立ち入り禁止の場所には入らない・植物等の採取はおこなわないようにしましょう。
トレッキングレビューと絶景スポット
ここからはおすすめの絶景スポットも紹介しながら白馬八方尾根をトレッキングしていきますよ!
今回は、登りは急斜面の右回りコース、帰りは整備された木道を歩ける左回り迂回コースのプランです。
リフトでスタート地点へ
まずは白馬八方尾根スキー場のゴンドラやリフトを使って、どんどん上の方までいきます。
全部で3回乗り継いで、ようやくハイキングコースのスタート地点に辿り着きます。
ゴンドラ → クアッド(1回目)→ クアッド(2回目)
の順番で乗り継いでいきます。
クアッドリフトは転落した時の怪我防止のため、高さが低くなっています。
スキーシーズンでは味わえない、新鮮さがありました。
リフトの高さが低いため、背丈の高い草が足によく当たります。
半ズボンやスカートの方は特に注意してください。
右回りコースでトレッキング
3回リフトを乗り継いでからが本番です。
上の写真のように、スタート地点ですでに街全体を見下ろせるほどの高さにいますよ。
すでにここからの景色で満足しちゃいますよね。
1998年の長野オリンピックで使われた、スキーのスタート台もありますので、ぜひ確認してみてください。
先ほど紹介したように、2つのコースがあります。
最短距離で登れる「右回りコース」では、上のような岩がゴロゴロしている道を登っていきます。
この日は晴れていたため、遠くの山まではっきりと見えていました。
このコースは、第1から第3ケルンまであり、それぞれその場所が休憩スポットとなっています。
ケルンとは、石を高く積み上げて、山頂や登山道の道標となっているものです。
上の写真で、遠くに写っているのがケルンです。
近くまで登っていくと…
一瞬人の顔のようなケルンが現れてきました。
このケルンは、八方ケルンと呼ばれています。
ケルンのそばにはベンチがあったり休憩として座れそうな岩がたくさんあります。
絶景を堪能しながら休憩しましょう。
この時点で片道の約80%くらいまで登ってきました。
八方池に到着
第3ケルンまで来ると、八方池全体が見渡せるようになります。
個人的には、ここからみる八方池が一番美しいと思います。
周りにそびえ立つ山々が池の水面に反射して、とても綺麗ですよ。
私が八方池に着いたときは、少し雲が出てきてしまったのですが、晴れていたらもっと綺麗だと思います。
八方池のそばへ
いざ池の近くまで行ってみると、池の透明度に驚かされます。
水辺にはたくさんの投げたくなる石が転がっていますが、石を池の中に投げるのは禁止されていますのでやめましょう。
池の水面に反射する美しい山々を楽しみましょうね。
池の中をよく見てみると、中央にサンショウウオが!
都会では見られない動植物がたくさん存在していますので、ぜひみなさんも探してみてください。
池の近くでゆっくりしたいなら、ここ↑がおすすめです。
水面の近くで座れる場所がありますので、先ほど紹介したサンショウウオなど都心では見られない生き物を探してみましょう。
八方池を堪能したらゴールを目指す
ゴールと言ってもスタート地点に戻るということです。
ルートが複数ありますが、今回は整備された木道を歩く左回り迂回コースで帰ります。
帰りはずっと下りなのでとても楽です。
ただ、楽だからといって気を抜くのは厳禁。
木道コースはまだいいのですが、岩がゴロゴロしている急斜面を降りるコースは、とても滑るため気をつけましょうね。
整備された木道コース(左回り迂回コース)も、場所によっては地面がぬかるんでいてとても滑りやすい箇所がありました。
景色が良くて周りを見てしまいますが、足を踏み外さないように気をつけましょう。
トレッキング終了
リフト乗り場がゴールです。
お疲れ様でした!
ゆっくり行った私の場合、所要時間は、予定の2時間から30分遅れの2時間半という結果になりました。
3時間あれば余裕といった感じでしょうか。
ゆっくり休憩できるおすすめのカフェ
HAKUBA MOUNTAIN BEACH
クワッドリフトの屋上にこんな素敵なテラスがあるんです。
トレッキングで疲れたあなたに一番のおすすめスポット。
晴れている日は、真っ白の床が太陽の光に反射してとても眩しいので、サングラスが必須です。
そんな中で、一番のおすすめのドリンクがこの店で売っている「白馬スカイブルーサイダー」です。
トレッキングで暑くなった体に最高の一品。
他にも下の階にあるレストランでハンバーガーなど売っていますので、ぜひ食べてみてください。
レストランで買ったハンバーガーを食べる時にも、上に上がって来てこのテラスで食べられるそうですよ。
番外編:パラグライダーが飛び立つ瞬間も
私が来たときは、八方尾根周辺でたくさんのパラグライダーが飛んでいました。
このテラスの真横から飛び立つこともあり、見ていて楽しかったです。
パラグライダーは不定期開催で、初心者の方はインストラクターと一緒に飛べるそうですよ。
ドローンは飛ばせる?
結論は、白馬八方でドローンを飛ばすことは可能です。
ただ、ドローンを飛行させる上で事前に必要な申請や注意点がいくつかあるので確認しましょう。
白馬八方でドローンを飛ばす際の飛行許可申請
ここからは、白馬八方でドローンを飛行させるために必要な申請などについて紹介します。
1. 無人航空機の登録
ドローンを飛ばす上での前提条件として、無人航空機の登録をする必要があります。
国土交通省 無人航空機登録ポータルサイトから、100g以上の無人航空機(ドローン)を飛ばすために必要な機体登録ができます。
2. 飛行許可の申請
基本的には、飛行許可の申請が必要である場合が多いです。
以下でも詳しく説明していますが、観光地や歴史的な場所・自然保護区域・海上や河川などで飛ばす場合は許可が必ず必要です。
ドローンの飛行が許可されているかどうかを確認するには、インターネットで「具体的な飛ばしたい場所の名前 + 管理事務所」などと検索し、その管理事務所に許可申請をするのがおすすめです。
現地の管理事務所に連絡
ドローンを飛行させるには、中部山岳国立公園管理事務所への事前の飛行許可確認が必要です。
電話番号:0263-94-2024
八方池周辺は国立公園ですので、飛行許可確認の連絡をして返事をもらっても、許可されていない範囲では絶対に飛行させないようにしましょう。
他のトレッキング関係者に迷惑をかけないように、安全な飛行を心がけましょう。
飛ばしてはいけない場所は?
飛行と空撮の許可が取れた国立公園内は飛ばしてOKですが、必ず管理事務所からの指示があればそれに従いましょう。
特に注意して欲しいのが、異なる国立公園の上空にまで飛ばしてしまうことです。
白馬八方尾根の周りには国立公園がたくさんあるため、必ず許可を取った範囲のみで飛行させましょう。
おすすめのドローン空撮場所・絶景写真
最後に、ドローンで撮影する際のおすすめ空撮場所と白馬八方尾根の絶景写真を紹介します。
※筆者は、機体登録・白馬八方尾根のドローンの飛行許可申請は取得済みです。
今回使用したドローンは、DJI FPV。
4K動画はもちろん、アクロバティックな飛行ができる高性能ドローンです。
FPVドローンを飛ばす際は、周りの安全を確認する補助者を必ず配置しましょう。
また、山の天気は急変することが多いですし、突風が吹いている可能性もありますので、注意して飛ばしてくださいね。
それではドローンの空撮おすすめスポットを紹介していきますよ。
Hakuba47
南の山々には、Hakuba47 ウインタースポーツパークなどが見られます。
八方ケルンの近くの尾根から南の斜面に向かってドローンを飛ばすと、Hakuba47を綺麗に空撮できますよ。
ただ、山の尾根から飛ばすことになるので、平坦な場所がありません。
ドローンの発着はできれば「ハンドリリース&ハンドキャッチ」にしましょう。
斜面を滑り降りるようにドローンが飛行するので、谷からの風の影響を多少受ける場合があります。
自分の周りでは風が吹いていなくても、斜面付近では強い風が吹いている可能性があるので注意してください。
八方ケルンとその尾根
今度は八方ケルンとその尾根を空撮してみました。
上の写真では、中央右に八方ケルンの岩が見えますよ。
少し雲がかかっていますが、晴れていれば遠くには白馬岳も望めます。
安全のため、トレッキングをしている人の上空は飛ばさないようにしましょう。
こちらの写真も八方ケルンと頂上の間にある尾根から飛ばしています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、白馬八方尾根の八方池トレッキングとドローンについて詳しく紹介・解説しました。
冬はスキーシーズンのためトレッキングができないので、夏か秋に来ると景色も良くておすすめですよ。
また、都会では見られないたくさんの珍しい動植物がいます。
ぜひみなさんも、白馬八方尾根で新しい発見をしてみてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。