この記事では、長野県の諏訪湖周辺に来たらぜひ行ってほしい観光スポット、「片倉館」と「千人風呂」を紹介しています。
諏訪湖のドローン飛行申請・飛ばして良い場所・おすすめの空撮スポットなどについても詳しく解説していますよ。
ぜひ最後までご覧ください。
- 片倉館ってどんなところ?
- 千人風呂に入ってみた感想・レビュー
- 諏訪湖でドローンを飛ばすために必要なこと
- ドローンを飛ばす上での注意点
- 諏訪湖のおすすめ空撮スポット
国指定重要文化財「片倉館」
まずは、国の重要文化財にも指定されている「片倉館」について見ていきましょう。
片倉館ってどこにあるの?
では早速、片倉館の場所から確認します。
上諏訪駅から約10分弱の場所。
交通の便がいいですし、周りには古風なお店がたくさんありますよ。
さらに周りには、諏訪湖と湖畔公園があり、立地も最高!
散策するにはもってこいの場所です。
アクセス方法
片倉館と千人風呂は同じ場所にあります。
車で行く場合
片倉館と千人風呂は共に中央自動車道の「諏訪」インターから7kmほどの場所にあります。
嬉しいことに、施設横に無料の駐車場があるんです。
その駐車場は乗用車約80台、バス数台の駐車が可能。
私は夏休みの休日に行きましたが、駐車場が満車で駐車できないというようなことは一切ありませんでした。
半分ほどが埋まっているような状況でしたよ。
電車の場合
JR本線上諏訪駅から徒歩8分ほどで到着します。
上諏訪駅の西口から湖岸通り4丁目を進み、諏訪湖ホテルにつきあたったら右に曲がります。
右手にルートインが見えたら左折すると片倉館に到着です。
片倉館とは?
まずは片倉館の基本情報を確認しましょう。
片倉館は、昭和初期に建築された洋風建築です。
まるで、西洋のお城のような外観が特徴的。
何のために使っていたのか
当時、日本の輸出額の約4割を占めた絹製品で有名な片倉財閥の二代目当主、片倉兼太郎が地域住民や製糸工場で働く女工さんたちのために建てた保養施設とのこと。
講演会や会合もできるようにと、片倉館が併設されました。
つまり、絹を一生懸命生産していた労働者を癒したり、会合を開いたりできる場所だったんだね。
片倉館の見どころをチェック
ここからは、片倉館に行ってみた感想やレビューも挟みながら、片倉館の中を紹介していきますよ!
一番の見どころ「大広間」
一番の見どころはやはり、この大広間です。
204畳もの広さがあり、さらに舞台付き!
そして大広間の窓から外を見てみると…
片倉館を何年も守ってきたと言われる「守り熊」が顔を出しています。
意外と見つけるのに苦労するので、ぜひみなさんもチャレンジしてみてくださいね。
蚕の繭を紡ぐ機械
絹の生産で欠かせない蚕から糸を紡ぐ機械が置いてあります。
動かせるのかな?と思いましたが、触ってはいけないとのこと。
ここで、蚕のまゆらしきものを発見。
しかし手に取ってみると、緩衝材でよく使われる発泡スチロールでした。
確かに松ぼっくりと一緒には入れないですもんね(笑)
クリスタルガラス製のドアノブ
クリスタルガラス製のドアノブがありました。
これは普通のドアとして機能しているので、手で触ることができます。
会館当時は、すべてのドアノブはクリスタルガラスで出来ていたようです。
残っているものは少ないのですが、ぜひみなさんも探してみてください。
他にも面白いものがたくさん
他にもよく探してみると、片倉館で昔使われていた面白いものがたくさんあります。
ここで紹介しすぎてもネタバレとなって面白くありませんので、ぜひ現地に足を運んで色々な発見をしてくださいね。
片倉館の営業時間・入館料をチェック!
<営業時間>
3月1日~10月31日:10:00~17:00
11月1日~2月末日:10:00~16:30
休館日:毎月第2・第4火曜日
事前の申し込みや予約なしに入場することができます。
途中退館や再入館はできないので注意。
千人風呂に入った後に、もう一度片倉館の見学をするといったことができません。
区分 | 料金 |
---|---|
大人 | 400円 |
小・中学生 | 100円 |
ガイドプラン
片倉館の中を案内してくれるガイドプランの料金はこちら。
ガイドを頼む際も、事前に予約する必要がないというのが嬉しいですね。
区分 | 料金 | |
---|---|---|
個人の場合 | 大人 | 600円 |
小・中学生 | 300円 | |
団体の場合 | 大人 | 500円 |
小・中学生 | 200円 |
天然温泉大浴場「千人風呂」
次に、昭和の初期に建造されたものの、今なお入浴できる「千人風呂」について紹介します。
片倉館の歴史などが分かった上で入るとより楽しく入浴できると思いますよ。
千人風呂とは?
概要
片倉館に隣接し、実際に100人ほど入れる大きさの浴槽があります。
浴槽は大理石でできており、壁には彫刻もあって「洋」がとても感じられました。
特徴
特徴として、もちろん大きさもですが、1.1mという深さがあります。
身長180cmの私が入ってみると、立った時におへそあたりまでお湯に浸かりました。
千人風呂に入ってみて気づいたこと・感想
ここからは、実際に千人風呂に入ってみて感じたこと、気づいたことを紹介していきます。
浴場内は写真撮影禁止ですのでここからは写真なしでのレビューとなります。。
浴槽の床
まずは、この大浴場の床についてです。
いざ入ってみると驚くことに、床が黒い石で敷き詰められているんです。
何も知らずに勢いよく入浴すると、足を痛めるかもしれないので注意してください。
実際に歩いてみると割と痛かったです。
しかし、足の裏のマッサージにもなるので、イタ気持ちいいという表現が正しいかもしれませんね。
浴槽周りの装飾がテルマエロマエ
この建物が建てられた当時、まだ和風の木造建築の家ばかりが立ち並んでいました。
そんな時に、真新しいものの需要が高まっているのでは?と、洋風建築のこの浴場ができたんです。
そのため、ステンドガラスや大理石できた壁、彫刻など、たくさんの素敵な洋風装飾が施されています。
テルマエロマエで出てくる、ローマの大浴場と結構似ていました。
ステンドガラス下の壁
お風呂の壁にはめ込まれているステンドガラスの下に凸凹の壁があります。
この凸凹の壁、実は太陽の光を反射して赤色になるんです。
さらに壁をよく見てみると、波のような模様が描かれています。
もしかしたら、夕日で赤く染まった諏訪湖をイメージしているのかもしれませんね。
赤い光の具合が絶妙で面白いので、みなさんもぜひ確認してみてください。
千人風呂の営業時間・料金をチェック
<営業時間>
10時~20時(受付は19時30分までなので注意)
休館日:毎月第2・第4火曜日です。
千人風呂も再入浴はできませんでした。
区分 | 料金 |
---|---|
大人 | 750円 |
小人(3歳〜小学生) | 450円 |
結論:ドローンは飛ばせる?
結論としては、片倉館・千人風呂の上空はドローンを飛行させることはできません。
どちらも国指定の重要文化財のため、ドローンの使用は禁止されています。
ドローンを飛ばせる場所は?
片倉館・千人風呂の上空以外では、許可を取ればドローンを飛ばすことができます。
周辺でおすすめなのは諏訪湖の湖上空やその湖畔です。
諏訪湖やその湖畔はきれいに整備されていて、ドローンからの空撮写真はとても美しいですよ。
諏訪湖周辺でドローンを飛ばす際の飛行許可申請
ここからは、諏訪湖でドローンを飛行させるために必要な申請などについて紹介します。
1. 無人航空機の登録
ドローンを飛ばす上での前提条件として、無人航空機の登録をする必要があります。
国土交通省 無人航空機登録ポータルサイトから、100g以上の無人航空機(ドローン)を飛ばすために必要な機体登録ができます。
2. 飛行許可の申請
基本的には、飛行許可の申請が必要である場合が多いです。
以下でも詳しく説明していますが、観光地や歴史的な場所・自然保護区域・海上や河川などで飛ばす場合は許可が必ず必要です。
ドローンの飛行が許可されているかどうかを確認するには、インターネットで「具体的な飛ばしたい場所の名前 + 管理事務所」などと検索し、その管理事務所に許可申請をするのがおすすめです。
諏訪湖周辺の公園で飛行させたい場合
諏訪湖の周辺にある諏訪市が管理している公園は、原則ドローンの飛行が禁止されているので注意してください。
無人航空機(ドローンやラジコン)を飛行させることは原則禁止しています。ただし、一定の許可条件を付して飛行を認める場合がありますので、都市計画課公園緑地係までお問い合わせください。
諏訪市公式HP
諏訪市の公式ホームページによるとドローンの飛行は原則禁止されているものの、都市計画課公園緑地係に連絡すれば許可する場合があるとのことです。
まず都市計画課公園緑地係に連絡したら、「諏訪市都市公園行為許可申請書」と「無人航空機の飛行計画書」を提出する必要があります。
その後は、都市計画課公園緑地係の指示に従ってドローンを安全に飛行させてください。
諏訪湖上空を飛行させる場合
諏訪湖の上空を飛ばす場合は、諏訪湖を管理している「諏訪地域振興局」に連絡する必要があります。
電話番号:0266-53-6000
おすすめのドローン空撮場所・絶景写真
ここからは、おすすめのドローン空撮場所を絶景写真を交えて紹介していきます。
私はドローンを飛ばす上で必要な飛行許可を全て取得し、念の為警察にも連絡しています。
また、片倉館・千人風呂などの飛行禁止区域では飛ばしていないのでご安心ください。
今回使用したドローンは、DJI Mini 3 Pro。
4K動画やパノラマなどを簡単に撮影できますし、障害物検知もついているので、初心者でも安心して飛ばせるドローンです。
以下のリンクからぜひチェックしてみてください。
諏訪市湖畔公園
まずおすすめの空撮場所が、諏訪市湖畔公園です。
この公園は原則ドローンの飛行が禁止されていますが、事前に連絡・飛行許可を取ったので飛行させることができました。
諏訪市湖畔公園の上空からは、片倉館の建物がよく見えますよ。
片倉館の上空は飛行禁止なので注意してください。
諏訪湖上空
諏訪湖上空からの写真もきれいに空撮できますよ。
上の写真は、諏訪湖の上空から、諏訪湖とその湖畔にある街を一緒に撮影したものです。
長野県ならではの美しい山々も遠くに見えます。
花火の打ち上げ場所
私が諏訪湖を訪れたのは、ちょうど花火の打ち上げイベントが開催される日でした。
そのため、湖に浮かんでいる島に花火を打ち上げる場所が設けられていました。
八重垣姫像
こちらは諏訪湖に浮かんでいる「八重垣姫像」です。
八重垣姫は、人形浄瑠璃の演目「本朝二十四孝」に登場する架空の人物で、上杉謙信の娘で武田勝頼の許婚です。
婚約者のために兜を持ちだし諏訪湖を渡ったと伝えられており、像は湖上に建てられています。
八重垣姫像を中心に、湖と遠くの山々を背景に撮影するととても映えますよ。
ドローンの操作ミスや風に流されると危険なので、像には近づきすぎないようにしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、諏訪湖に来たら訪れるべき観光スポットとして、「片倉館」と「千人風呂」を紹介しました。
どちらも歴史がたくさん詰まった素敵な場所です。
さらに、諏訪湖周辺でドローンを飛ばす上で必要なことや注意事項、おすすめ空撮スポットも解説しました。
ぜひみなさんも、片倉館・千人風呂や諏訪湖での旅行を楽しんでくださいね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。